Sくんとの初対面は、入園前の面談でした。
園庭でお父さんに見守られながらお姉ちゃんと走ったり、すべり台で遊んでいる姿がとても楽しそうで、とっても幸せそうな表情が印象的でした。
お母さんとの話の中で、たくさんの人に愛され、見守られていることが分かり、あのホッとする幸せな気持ちになれる笑顔は、ここから見ることができるんだなぁと感じました。
そして2010年4月5日Sくんは、桃組の一員になりました。
入園当初、元気いっぱいのもも組の子ともたちは、Sくんと遊びたい思いがありましたが、何をしても保育士のそばで過ごすことが多く、子どもたちはどうしていいのか分からなかったり、なかなか上手く遊べなかったり「せんせぇ、きてくれん」「いっしょにあそばん」など困った様子を見せていました。
今では、そんなこともあったよね…と思うことがあるくらい、友達との関わりが増えています。
また、大きいお兄ちやんたちも「よっ!いっしょにあそぼうぜぃ」「なにしよるん?」と声をかけてくれ、それにこたえるように手を振ったり一緒に遊んだりしています。
子ども同士での関わりの中で、初めて出会ったころの表情をみることができるようになりました。
初行事の運動会ては、残暑厳しい中で、保冷剤をこまめに取り換えながら練習をしました。 音楽に合わせて身体を勤かすことが好きなSくんは、小旗を手に持つと嬉しそうにパタパタ振り、保育生をみながら踊っていました。
1回踊ると「おしまい」の意味を込め、私に小旗を「はいっ」と渡してくれました。
その後は、すべり台や三輪車、うんていなどの好きなところへ向かっていました。
今思うと、ひと休みの時間を自分で作っていたのかもしれませんね。
そのひと休みの中で再び音楽が聞こえると忽いで参加し、素敵な笑顔を何度も見せてくれました。
本番は、1回勝負!すべての種目にとびっきりの笑顔で参加し、たくさんの声援をもらうことができました。
私たちは、そのSくんからの姿からたくさんのパワーをもらうことができました。
4月から今日まで、ここには吉ききれない程のだくさんの事を経験して大きく成長しているSくん。
泣いたり笑ったりしながら、これからも一緒にたくさんの事を経験していきたいと思っています。
そして、周りの人を幸せな気持ちにしてくれる“SくんSmile”にこれからもたくさん出会いたいと田います。
2011/1月号掲載
(Sくんの担任の先生が書いて下さったものです)
