職場体験実習 2007年 春

平成18年度広島市補助金交付事業

ダウン症の若者のためのソーシャルスキルアップ支援事業

職場体験実習
2007年 春

職場体験実習 実習場所
・安佐動物園  ・平和文化センター
・祇園保育園  ・子供文化科学館
・交通科学館  ・こども図書館
・現代美術館  ・植物園
・大和ミュージアム
・宮島町老人デイケアセンター

ソーシャルスキルアップ支援事業の内容


1.事前研修会 2007.3.3 (参加者)ジョブサポーター
 玉井邦夫氏(山梨大学助教授)『ダウン症の理解と若者たちのソーシャルスキルアップ」
 先輩ジョブサポーター      「職場体験実習とジョブサポーター」

2.マナー講座 2007.3.3 (参加者)実習生本人、ジョブサポーター
 アンデルセンサービス教育チーム 「接客マナー、ビジネスマナー」

3.職場体験実習   2007.3.14~3.29
 実習生とジョブサポーターがペアーで10箇所の職場で実習

4.フォローアップ研修会  2007.4.1 (参加者) ジョブサポーター
 情報交換と反省会   「ジョブサポーターのレベルアップをめざして」

5.まとめの会    2007.4.1  (参加者)  関係者
 「職場体験実習の成果と課題」 「より良い実習を行うために」 

ジョブサポーターの事前学習会

大学生たちは(一般3人含む)ダウン症の本人たちと職場体験実習で、
ジョブサポーターとして、各職場で本人たちをサポートするために、
事前学習会を次のように行いました。
3月3日 14時から16時まで 青少年センターで。
1部 玉井邦夫先生  山梨大学助教授、 (財)日本ダウン症協会理事長
  「ダウン症とは? ダウン症の本人との付き合い方、
     ダウン症の若者のソーシャルスキルアップについて」
2部 職場体験実習世話人、先輩ジョブサポーター3人
  「職場体験実習とは? 職場体験実習のジョブサポーターとは?」
  「ジョブサポーターをして思ったこと、学んだこと・」

ファイル 2007haru.jpg

接客マナー、ビジネスマナー講座

実習生本人とジョブサポーターが、職場体験実習を前に、お客さんや利用者さんに対する礼儀作法と、職場の皆さんへの挨拶の仕方などの基本的なマナーを学びました。
3月3日10時から12時まで、青少年センターで。
講師 アンデルセンサービスの教育チーム
「にこにこ、はきはき、丁寧に」

実習の様子

平和文化センター
3月14日、15日に1人の中学生とジョブサポーターが実習に参加しました。平和文化センターで3回目の実習で、1,2回目にクリアーできなかった課題が1つクリアーされました。3月22日23日に1人の中学生と1人の高校生が2人の大学生のジョブサポーターと実習に参加しました。中学生は「卒業したらこの仕事に就けたら良いね!」とそばで警備の仕事をする方から言われていました。高校生は、仕事はしっかりやれたと共に、職場への行き、帰りを一人ですることに挑戦しました。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の挨拶の声が1日目より、2日目と大きくなり、やはり回を重ねることの大切さを証明していました。千羽鶴の献架の仕事も職場の方の配慮によりできました。仕事を終わって、帰途に、ジョブサポーターとハンバーガーショップで楽しむことができた本人もいました。

現代美術館
ファイル 2007haru-2.jpg3月21,22,23,24日の4日間、2人の高校生の本人と4人のジョブサポーターが実習に参加しました。今までは特別展のチケットもぎりの仕事でしたが、今回は『32人のポートレート展』の特別展の、鑑賞者の人数のカウントと計算、作品の監視の仕事をしました。今回はその場で声を出して挨拶する必要はありませんでしたが、職場の方と色々話すことができたり、作品の説明を聞かせていただいたり、暇な時、作品の鑑賞もさせていただきました。みなさんの暖かい配慮に感謝でした。今まで3回同じ場所での実習で、職場の方が気がついたことを、色々言ってくださる人間関係もできて、保護者としては嬉しいことでした。やはり、課題は鑑賞者のお客さんが少ない時、暇で、その時間の過ごし方に工夫が必要でした。ジョブサポーターの中にはずっとそばにいないで、本人が見えない場所に座り、自分で責任もって仕事をするように工夫しました。

安佐動物園ファイル 2007haru-3.jpg
3月19,20日に1人の中学生とジョブサポーターが実習に参加しました。本人は2回目の動物園での実習で慣れていました。動物との触れ合いができる「チューピーパーク」で、糞掃除の仕事に集中できました。係りの方の配慮と申し出により、1日目はずっと糞掃除をしました。2日目には午後は入り口でお客さんにパンフレットを配布しました。「いらっしゃいませ」と大きな声で挨拶できました。動物好きな彼らしく楽しそうでした。

植物公園
3月17,18日に1人の中学生とジョブサポーターが実習しました。午前中は大温室の花がら拾いをしました。午後は玄関でパンフレット渡しをしました。本人が苦手なことは人によって異なることが分ったジョブサポーターは本人に合う苦手克服の方程式を考え出し、うまく行った時の喜びを感じたそうです。歩きまわって疲れたと思われる本人のがんばりと、職場の方の本人に合わせた対応で楽しくできました。

祇園保育園
ファイル 2007haru-4.jpg3月26,27日の2日間、1人の中学生とジョブサポーターが実習しました。同じ保育園での2回目の実習で、クラスも同じだったので、園児たちともすぐに打ち解けて、「お姉さん先生」と呼ばれ、園児たちはお姉さん先生と遊びたがりました。給食のオレンジ配りも手伝いました。給食を食べるのに時間がかかっていた園児のそばに行って、応援し、最後の1口まで食べさせてあげました。最後の日のお別れの時、その園児は涙を流していました。ジョブサポーターは本人の成長に感動したそうです。

交通科学館
ファイル 2007haru-5.jpg3月15,16日、と20,21日の4日間、1人の中学生がジョブサポーターと共に実習に参加しました。ジョブサポーターは交通科学館が初めてでしたが、本人は2回目で慣れていたので、午前中の館内の掃除、午後のチケットのパンチ押しとも楽しくできました。お昼の食事の時も本人が気をつけてジョブサポーターにお茶を出して、サポーターを感激させました。お客さんが少ない時は2人で楽しく過ごし、多い時には大きな声で挨拶しました。

こども文化科学館
3月27日と28日の2日間、1人の中学生とジョブサポーターが頑張りました。プラネタリュームでのパンフレット渡しで、挨拶もきちんとできました。2日目は事務室で書類を分けたり、用品を数えたりの仕事もして、「よくできたね」と職員の方に褒めていただきました。1日目はお客さんにパンフレットを渡す時、笑顔ができなかったけど、2日目は笑顔で渡せました。回を重ね、慣れることが大切だということが分かりました。

こども図書館
ファイル 2007haru-6.jpg3月23,24,25日の3日間、1人の高校生とジョブサポーターが実習に参加しました。最初に館長さん初め職員のみなさんに、大きな声で挨拶できました。最初は本の返却業務の予定でしたが、平日と雨のせいで、来館者が少なかったので、封筒のラベル貼りをしました。3日目は日曜日でもあり、来館者も多く、本の返却業務をしました。パソコンでの業務も上手になりました。やはり、来館者が多いと仕事が楽しくできます。

祇園保育園
8月23日24日の2日間、中学生1人とジョブサポーターが実習を行いました。前もって事前の打ち合わせで、たくさんの園児にも出会え、自分が実習するクラスにも挨拶でき、本人もジョブサポーターも打ち解けました。園児のお迎え、4歳児のクラスの園児と遊んだり、手伝ってあげたり、給食ではお手伝いをしました。楽しかったです。

大和ミュージアム
3月22,23日と26日の3日間、1人の高校生がジョブサポーターと共に実習しました。初めての場所で、初め緊張していましたが、職員さんの配慮で色々体験させていただき、緊張もとれて、大きな声で仕事ができました。クイズコーナーでお客さんに認証書を作り、挨拶しながら渡すことができました。休憩をとらずに頑張りました。でも、少し疲れもでました。3日目には封筒に書類をつめる仕事もしました。

宮島町老人デイケアーセンター
ファイル 2007haru-7.jpg3月26日から29日までの4日間、1人の大学聴講生と同じ大学の学生のジョブサポーターが実習しました。前回と同じ場所での実習ですが、1回目は声を出して挨拶するのが難しかったので、今回は声をだして挨拶することを目標にしました。ジョブサポーターが率先して挨拶する姿を見て、本人も挨拶できるようになりました。利用者さんへのお茶だし、洗い物、昼食配りなどの仕事をしました。帰宅した時のニコニコ顔は充実感の印。

本人たちの感想

仕事が楽しかったです。挨拶ができました。
難しい仕事ができなかったので悔しかったです。次はできるようになりたいです。
結構暇だったので、もっとお客さんがくれば良いなと思いました。
眠くなる時があったので、困りました。でも楽しかったです。

保護者の感想

職場体験実習をする前には見えなかった課題が見えてきました.1回目の課題は2回目ではクリアーできたけど、新しい課題が見つかり、3回目でそれをクリアーしました。そして、また新しい課題が見つかりました。課題は具体的な場所で具体的は課題を1つづつクリアーできることを強く思いました。
回を重ねることで、自信を持って、自分で考えて仕事をしたり、休憩時間をとったりできるようになり、本人を信じる気持ちが生まれました。継続は力なりと思いました。
前回までは、本人をジョブサポーターとの待ち合わせの場所まで送っていましたが、今回は1人で行き、帰ってくるのを待ちました。しかし、1日目は心配で隠れて尾行しましたが、2日目は家で待っていました。
本人が恥ずかしがりやなので、色々な場所での体験実習をさせて、色々な人に出会い、自信をつけさせていきたいと思っています。
打ち合わせで、今回は前回できなかった声を出して、挨拶することを目標にしました。親がいくら言ってもできなかったんですが、ジョブサポーターが率先して挨拶する姿を見せて、促したら、できるようになったそうです。ジョブサポーターさんが工夫してくれたことが嬉しかったです。

ジョブサポーターの感想

保育園で実習しましたが、本人が園児たちから「お姉さん先生」と呼ばれて、園児たちの中に自然に入ることができました。別れ際に涙を流して別れを惜しんだ園児もいました。感激でした。
忙しい時には、本人は張り切って仕事をして頑張りますが、お客さんが少なくて暇な時、どのように時間を過ごしたらいいか分からず、課題だなと思いました。しかし、館によっては、そのような時のために他の仕事を見つけてくださって、楽しくできました。職員の方の配慮に感謝しています。
とても元気に、大きな声で挨拶ができ、頑張っていましたが、少し慣れると職場の方に友達同士のような言葉になり、敬語が課題と思いました。しかし、敬語の問題は若者一般的な課題でもあると思います。
ジョブサポーターとして、初めて参加したのですが、本人が頑張っている姿を見て、自分も頑張らなければと思いました。保護者の皆さんが、おいしいお弁当を作ってくださって感謝でした。
休憩の時間は決められていましたが、本人がとてもやる気があって、休憩を取らずにがんばりました。しかし、疲れが見えはじめ、ジョブサポーターとして、きちんと休憩をとるように強く言わなければいけなかったなと思いました。
保護者の打ち合わせでは、保護者ができると言っていたことが、保護者のいないところではできないことがあることに気付きました。保護者と連絡を取り合うことが大切と思いました。ワクワクワ―ク日誌は大切な連絡日誌になりました。
初めて会って、コミュニケーションをとるのが難しいかなと思っていましたが、色々工夫して、コミュニケーションが取れた時、とても嬉しく、大きな学びができました。次回もぜひジョブサポーターをやりたいと思いました。

平成18年度春の職場体験実習を終えて!

平成19年4月
(財)日本ダウン症協会広島支部
えんぜるふぃっしゅ会長 広瀬 祥子

(財)日本ダウン症協会広島支部、えんぜるふぃっしゅは、平成19年3月に中学生以上の若者のために第5回目の職場体験実習を行いました。13人の本人と17人のジョブサポーターが参加しました。
 今回は、広島市助成金交付事業として、2回目のダウン症の若者達の為のソーシャルスキルアップ支援事業を行うことができました。沢山の方々の支援に対して心より感謝申し上げます。
本人と職場の架け橋の役目を担ってくださったジョブサポーターの皆様、そのジョブサポーターの募集に援助いただいた各大学の先生方、職場との連携を取ってくださった障害福祉課の皆様、暖かく実習を受け入れ、本人達が楽しく実習できるように配慮してくださった職場の皆様、ジョブサポーターの指導にあったてくださった玉井先生、ジョブサポーターの先輩として経験談を話して、サポートの具体的な内容の指導をしてくださった先輩ジョブサポーターのみな様、マナー講座で指導してくださったアンデルセンサービスの皆様、その他色々なところで助けてくださった皆様、本当にありがとうございました。
 5回目となり、職場体験実習の要をになうジョブサポーターの経験者も増え、今回は新しいジョブサポーターの指導を3人の先輩ジョブサポーターが行うことができました。この事業がジョブサポーターの成長の機会になった事、本人たちの大きな成長と更なる成長の糸口が見えてきた事が、私たちの喜びとなっております。
 今後ともご指導、ご支援を宜しくお願いいたします。

     

職場体験実習 世話人 藤山 節子

職場体験実習 2006年 夏

平成17年度広島市補助金交付事業

ダウン症の若者のためのソーシャルスキルアップ支援事業

職場体験実習
2006年 夏

職場体験実習 実習場所
・動物園    ・平和文化センター
・大河保育園  ・江波山気象館
・温品保育園  ・ファミリープール
・交通科学館  ・現代美術館
・宮島町老人デイケアセンター

ソーシャルスキルアップ支援事業の内容

1.事前研修会 2006.6.25 (参加者)ジョブサポーター
 玉井氏(山梨大学助教授)『ダウン症の理解と若者たちのソーシャルスキルアップ」
 佐竹氏(ひとは作業所、ジョブコーチ)「かかわりの現場から」

2.マナー講座 2006.7.22 (参加者)実習生本人、ジョブサポーター
 アンデルセンサービス教育チーム 「接客マナー、ビジネスマナー」

3.実習先への訪問 2006.7月~8月
 本人、保護者、ジョブサポーターが実習先を訪問。
 実習内容、実習期間、実習時間などの打ち合わせと、情報交換

4.職場体験実習 2006.8月
 16人の実習生本人が22人ジョブサポーターとペアで11箇所の職場で実習

5.フォローアップ研修会 2006.9.2 (参加者)ジョブサポーター
 「職場体験実習を終えての情報交換とジョブサポーターのレベルアップをめざして」

6.職場体験実習まとめの会 2006.9.2 
 (参加者)実習生本人、ジョブサポーター、障害福祉課、保護者
 「職場体験実習の感想、課題と成果のまとめ」

ジョブサポーターの事前学習会

学生たちはジョブサポーターとして職場で本人をサポートするために事前学習を受講します。
6月25日、新しくジョブサポーター15人が参加しました。
1部 玉井邦夫先生
   山梨大学障害児教育助教授、(財)日本ダウン症協会理事長
   「ダウン症とは。ダウン症本人との付き合い方、
    ダウン症の若者のソーシャルスキルアップについて」
2部 佐竹先生
   ひとは作業所の所長代理 ジョブコーチ
   「障害をもつ人の職場でのサポートのありかた。」

接客マナー、ビジネスマナー講座

実習生本人とジョブサポーターが、職場体験を前に仕事をする際必要な礼儀作法、笑顔の作り方などマナー講座を受けます。
7月22日、15人の本人と18人のジョブサポーターが参加しました。
アンデルセンサービスの方により、2グループに分かれ、自己紹介に始まり、「笑顔ではきはきと」という目標でマナー講座を行いました。最後に保護者の前で大きな声で挨拶ができましたので、大きな拍手で喜び合いました。

実習の様子

平和文化センター
8月17日から29日にかけて、2人の中学生、2人の高校生、1人の家事手伝いの実習生がジョブサポーターとともに実習しました。玄関でのパンフレット配り、音声ガイド返却コーナーでの仕事を経験しました。挨拶をはじめは1部のお客さんにだけしていたのに、最後には全員のお客さんにできるようになりました。2時間ずっと立っているので疲れたことでしょう。仕事は体力が必要ですが、休憩を適当にとって、がんばれることもわかりました。

現代美術館
8月2日から6日まで、3人の高校生と1人の大学聴講生がジョブサポーターと実習しました。特別展のチケットもぎりの仕事をしました。「いらっしゃいませ」「チケットを切らせていただきます」「ごゆっくりどうぞ」と言える実習生もいましたが、言葉がで出ず、笑顔で対応している実習生もいました。その場合はサポーターがカバーしました。お客さんが少ない時、気持ちを仕事モードでいるのは大変でした。

安佐動物園
8月18日19日20日の3日間、1人の中学生と1人の高校生がジョブサポーターと実習に行きました。午前と午後の2時間ずつ、入り口でのパンフレット渡しと、糞掃除をしました。入り口では「いらっしゃいませ」と笑顔でパンフレットを渡しました。小動物がいるピーチクパークで糞掃除を、ほうきとちりとりを使ってできました。暑かったけどやって、職員の方にほめられました。

江波山気象館
ファイル 2006natu.jpg8月22日23日の2日間、高校生がジョブサポーターと実習に行きました。券売機の案内では「券売機はこちらです。」と。チケットのもぎりを笑顔でするように努力しました。お天気コーナーのパソコンの操作を楽しくできました。水の旅のビデオをお客さんが要求された場合、操作しました。図書室ではお客さんが読んで、収めていない本を所定の位置におさめました。初めて、江波山気象館での実習で、色々経験できて楽しかった。

大河保育園
8月22日23日の2日間、1人の高校生がジョブサポーターと実習しました。本人はここでの実習が2回目で、慣れてだれるかなと書部サポーターは心配しましたが、全くそのようなことはなく、本人の前向きに園児と遊びに夢中になる様子は、園児に刺激を与えました。2回目でジョブサポーターはあまり手を出さないようにしました。

温品保育園
8月23日24日の2日間、1人の高校生とジョブサポーターが実習しました。本人はここでの実習が2回目で、色々な経験をさせてもらいました。1日目は5歳児の園児の、2日目は2,3歳児のクラスでがんばりました。先生が色々やってほしいことを言ってください、「パンツはかせて!」「オシメして!」と。本人もやる気で、お昼寝で背中をトントンしたり、高い!高い!をしたり。

こども図書館
8月2日から5日まで、1人の高校生がジョブサポーターと実習しました。本返却コーナーでバーコードで返された本の手続きをしたり、返された本を所定の場所に返す仕事を主にしました。2回目の実習で、1回目に比べ、とてもがんばれました。やはり、回を重ねることがとても大切とわかりました。職員の人ともとても仲良くなれ、本人は笑顔で仕事ができました。サポーターさんとも2回目でお互いに慣れていたことも良かったです。

老人デイケアセンター
8月5日から9日まで、1人の大学聴講生がジョブサポーターと実習しました。朝10時に利用者さんがバスで来られた時、全員にお茶を運びました。お昼には食堂で利用者さんに食事を配ったり、お茶を出したりしました。初めてで、利用者さんとお話ができなかったのが残念でした。回を重ねれば出来るようになるでしょう。終わってセンターを出て来た時の顔は笑顔いっぱいで、充実感がいっぱいでした。

祇園保育園
8月23日24日の2日間、中学生1人とジョブサポーターが実習を行いました。前もって事前の打ち合わせで、たくさんの園児にも出会え、自分が実習するクラスにも挨拶でき、本人もジョブサポーターも打ち解けました。園児のお迎え、4歳児のクラスの園児と遊んだり、手伝ってあげたり、給食ではお手伝いをしました。楽しかったです。

交通科学館
8月8日9日の2日間、中学生1人とジョブサポーターが実習を行いました。2回目の同じ場所の実習で、本人は慣れていて、笑顔がたくさんでていました。「いらっしゃいませ」と、大きな声で言えました。お客さんが少ないときも職員さんやジョブサポーターと仲良くできました。暇なとき、自分で椅子を持ってきて、座って休む余裕もありました。

ファミリープール
8月23日24日25日の3日間、高校生1人とジョブサポーターが実習に行きました。本人にもサポーターにも職員と同じアロハシャツとズボンを着て、大きな声で「いらっしゃいませ」と笑顔でできました。「浮き輪を貸してください」とお客さん、「はーい」と本人。職員さんとも大笑いで、仲良くできました。

本人たちの感想

動物園行ったけど、くさかったよ。でも楽しかった。
平和文化センターに行って、うまくできました。
職場まで、一人で行くことができた。楽しかった。
「いらっしゃいませ」と大きな声で言えたよ。
職員の人がとても優しかった。嬉しかった。
終わったとき、とても気持ちがよかった。

ジョブサポーターの感想

ジョブサポーターSKさんの感想
 今回はじめてのジョブサポーターをさせていただきました。動物園に行きました。
 事前研修、マナー講座の際、自分がサポートする本人とペアーで参加できなかったことは残念でした。研修が終わってから、彼と会い、色々話せました。彼は人懐っこく、気軽に話をしてくれたから、すごく気が楽でした。
 事前に動物園に打ち合わせに行って、仕事の内容、場所の確認、担当の方々への挨拶をしました。
 当日一日中雨で、午前中はパンフレット配りとチケットのもぎりをしました。雨のせいでお客さんが少なく、そのおかげで本人としっかりコミュニケーションがとれ、色々な話をしました。この時間は私にとって本人を知るためにとても大切な時間になり、仲良くなり、安心して仕事ができました。
 午後はピーチクパークでの糞掃除でした。課長さんから仕事のやり方を教えてもらって、早速本人は器用に熊手とちりとりで糞をとっていました。残っていると、何回も何回も熊手を動かし、きれいにしていました。課長さんに「立派だ」と褒めてもらいました。動物好きの本人でした。
 2日目。とても良い天気でした。暑かったです、午前中ピーチクパークで糞掃除をしました。糞があまりなかったのですが、「動物の相手をするのも仕事のうちじゃけー」と課長さんに言われて、話をするようになりました。しかし、15分くらいで「暑い、のどが乾いた」と。水筒の水を飲んで、仕事に!「今、何時?」「あと何分?」と言いながら糞をさがしました、仕事が終わったとき、「また来てくれーのー」と課長さんに言われました。「今度は就職できます」と本人。「ほうよ。来んさい」と課長さん。本人はニコニコでした。
午後はパンフレット配り。パンフレットを全員が受け取ってくれるわけではないことが、練習と違っていたので、本人は戸惑っていました。「あれっ?」と。社会に出ればこんなこともあるのが仕事なんだと分かることも必要だと思いました。次第に声もおおきくなり、笑顔でした。
 ジョブサポーターをして今回自分が思ったことは、コミュニケーションの大切さでした。ジョブサポーターの方から積極的に話しかける必要性を感じました。すると、話をしてくれ、心を開いてくれて、信頼しあえると思いました。コミュニケーションの時間が多いほどいいと思います。しかし、馴れ合いになってしまってはいけないので、注意すべきところの見極めが難しいと思います。
 マナー講座などで練習したことと異なる場合が多く、そのため自分があわてると、本人に不安を与えてしまいます。こちらが落ち着いて対応すれば、「あ、こうすればいいんだな」と分かって、スムーズにいきました。
 最後にダウン症の本人たちにとって時間はかかるけれど、やる気があるので、見守ることが大切と思いました。
 初めてのジョブサポーターで不安がありました。しかし、とても楽しかったので、また是非やりたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

 ほかにも沢山のジョブサポーターからの感想が寄せられました。それぞれ楽しかったこと、悩んだことがあったけれど、本人たちの笑顔、優しい言葉、うそのない言葉、態度に励まされ、勉強になったようです。

4回目の職場体験実習を終えて!

2006.10
(財)日本ダウン症協会 広島支部
えんぜるふぃっしゅ会長 広瀬祥子

(財)日本ダウン症協会 広島支部 えんぜるふぃっしゅは中学生以上の若者達のために、2005年度春休みの1回目に始まり、今回2006年夏休みに4回目の職場体験実習を行いました。
 今回は広島市の補助金をいただき、より充実したダウン症の若者のソーシャルスキルアップ支援事業を行うことができました。また、沢山の方々のご支援をいただきました。ここに職場体験実習の報告をさせていただくことにより、支援してくださった広島市障害福祉課、各施設の皆様、この職場体験実習の要の仕事を担ってくださったジョブサポーターの皆様、ジョブサポーターの指導にあたってくださった山梨大学の玉井先生、ひとは作業所の佐竹先生、体験談を話してくださった先輩ジョブサポーターの皆様、マナー講座でご指導いただいたアンデルセンサービスの方、ジョブサポーターの募集を助けてくださった県立広島大学(広島キャンパス、三原キャンパス)YMCA健康保険福祉専門学校、広島大学、修道大学の先生方、その他沢山の有形、無形のご支援をいただきました。本当にありがとうございました。
 4回目の職場体験実習を通して、本人と保護者には大きな成長と喜びがあり、今まで見えなかった課題も具体的な形で見えてまいりました。課題をみんなで考え、今後の活動に生かしたいと思っています。
 今後ともご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。


職場体験実習 世話人 藤山節子

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