グッピーⅢ こぼれ話の巻!
著作権者:あ・ガブリーヌ
職場体験実習2007年夏
職場体験実習
2007年 夏(第6回職場体験実習)
職場体験実習 実習場所
・安佐動物園 ・平和文化センター
・祇園保育園 ・こども文化科学館
・大河保育園 ・植物公園
・落合保育園 ・江波山気象館
・交通科学館 ・愛パック株式会社
・宮島町老人デイケアセンター
ソーシャルスキルアップ支援事業の内容
1.事前学習会 2007.6.30
(参加者)ジョブサポーター
玉井邦夫氏 (山梨大学准教授)
「ダウン症とは?」
「ダウン症本人のソーシャルスキルアップ」
先輩ジョブサポーター
「職場体験実習とジョブサポーター」
2.マナー講座 2007.7.21
(参加者)実習生本人、ジョブサポーター
アンデルセンサービス教育チーム
「接客マナー、ビジネスマナー」
3.職場体験実習 2007.8.6~2007.8.31
15人の実習生と22人のジョブサポーターがペアーで、11箇所の職場で実習
4.フォローアップ研修会 2007.9.1
(参加者)実習生本人、保護者、ジョブサポーター
情報交換と反省会 「ジョブサポーターのレベルアップ」
5.まとめの会 2007.9.1
(参加者)関係者全員
「職場体験実習の成果と課題」「よりよい実習をめざして」
大学生と一般の方々が、ジョブサポーターとして各職場で本人たちをサポートするために、事前学習会を実施しました。
また、先輩ジョブサポーター2名から、サポートの体験談やアドバイスを聞きました。
ジョブサポーター募集のための活動
職場体験実習はジョブサポーターなしではできない事業です。本人達だけでは受け入れてくださる職場も限られるし、保護者も不安で、職場に入るのが難しくなります。
そのように大事な仕事を担うジョブサポーターを募集するために、私たち、えんぜるふぃっしゅ、ユースクラスは色々な活動をしています。そのひとつが、各大学の大学祭に参加し、写真展とコーヒーサービスをしています。その場で学生の皆さんや、先生方、保護者の皆さんに話をしています。
2007年の秋には、4大学で写真展、コーヒーサービスを行いました。
実習の様子
江波山気象館
8月8、9日の2日間、3人の実習生と5人のジョブサポーターが実習に参加しました。
3種類の仕事内容(チケットもぎり、ビデオ映写、館内整理、掃除)を3組の実習参加者が1時間ずつ、各職種を順番に回ってがんばりました。玄関での仕事は券売機案内、チケットもぎり、案内と沢山あるうえに、今年はピンポン玉のなだれ体験へのお客さんが大変多く、ジョブサポーター2人体制にしました。実習生は8時45分から職員の方からの丁寧な説明を聞き、9時からスタンバイしました。玄関での「いらっしゃいませ」の声、「ビデオ始めます」の映写室での声も段々大きくなりました。整理、掃除の担当も始めはジョブサポーターが声かけしていましたが、やがて自分から気がついて、丁寧にゴミ拾い、拭き掃除をし、職員の方から褒められる場面もありました。終わってからの本人達の笑顔と、嬉しそうな声に、「仕事ができた!」という嬉しさと、誰かのために何かやる喜びを感じていることをあらわしていました。職場の方の細やかな配慮に感謝でした。
植物公園
8月20・21日の2日間、中学1年生とジョブサポーターが、20・21・23・27日の4日間、高校生とジョブサポーターが実習に参加しました。
暑い日が続いていましたが、半日ベゴニア温室、大温室、戸外で花かす拾いをしました。床には沢山の花かすが落ちていて、次々の拾っていき、がんばりました。半日は玄関で、お客さんに「いらっしゃいませ」といいながら、パンフレットを渡しました。「ありがとう」と言って受け取ってくれたとき、嬉しかったそうです。
愛パック
8月27・29・31日の3日間、高校生とジョブサポーターが実習しました。コンビになどで売っているお弁当の箱を作りました。作業場に入る前に、白い制服、ズボン、帽子、長靴、マスクを身につけ、強い風の出る機械の前で消毒しました。弁当箱の完成品のチェック、ビニール袋に決められた数を居れ入れ、シールをし、ダンボールにおさめる仕事をしました。シールの前にビニールの袋の端っこを結ぶのが始めは難しかったけど、上手になりました。
平和文化センター
8月27日から30日まで、3人の高校生が3人のジョブサポーターと実習しました。
玄関でのパンフレット渡しでは、「いらっしゃいませ」と言いながらパンフレットを渡しましたが、お客さんが多く、全員に渡そうとがんばりました。
音声ガイドの返却コーナーでは、「ありがとうございました」と言って、受け取り、ガイド機をきれいに拭いて、入り口に返却に行きました。この場所での実習に慣れて、てきぱき仕事ができる実習生もいました。
祇園保育園
8月8・9日の2日間、中学生の実習生とジョブサポーターが職場体験実習をしました。
本人にとっては3回目の実習を同じ場所でしているためとても慣れていて、子ども達の反応も「お姉さん先生」と言って、彼女と遊びたがる様子もありました。保育園への行き帰りも一人でし、自力でやる自信をつけたように思います。保護者も始めは気になっていたのが、あまり気にならなくなり、安心して実習させることができました。
落合保育園
8月22・23日の2日間、1人の高校生がジョブサポーターと共に参加しました。
初めての職場であらかじめ前もって打ち合わせの際、詳しく園内を見学、園児とも手を振って、和やかな雰囲気になりました。
3歳園児のクラスのお手伝いをしました。朝の挨拶、外遊び、部屋遊び、給食の手伝いをしました。
初めは恥ずかしい気持ちがありましたが、勇気をもって園児の中に入りました。頼もしい姿でした。
こども文化科学館
8月14日から17日の4日間、1人の高校生がジョブサポーターと実習を行いました。
プラネタリウムのチケットもぎりと、玄関受付での案内の仕事をしました。
近くのプールから帰りのこどもたちが沢山見学に来てくれて、たくさんの人でいっぱいでした。プラネタリウムは1時間に1回行われ、各開始時間の20分前からお客さんをお迎えし、チケットもぎりをしました。実習生の笑顔はとても印象的でした。楽しい実習でした。
交通科学館
8月8日から11日の4日間で1人の実習生と2人のジョブサポーターが実習に参加しました。
8月21日から24日の4日間にも実習生1人、ジョブサポーター2人が参加しました。
仕事内容は午前中は、掃除担当の方の指示で館内、館外の掃除、午後は入り口でのチケットにパンチを押す仕事をしました。
2人とも、2人のサポーターに2日づつ対応し、より多くの大学生のサポーターに接し、勉強になりました。
大河保育園
8月20・21日の2日間、高校生の実習生とジョブサポーターが実習に参加しました。
朝のお迎えは大きな声で挨拶し、外遊び、部屋遊びは子ども達の先頭に立って遊ぶことで、子ども達を遊びに引き込みました。実習生の楽しく遊ぶ姿が、子ども達を刺激したようです。給食の準備を手伝いました。
実習生本人は同じ職場での実習で慣れていたため、すぐに実習に入り込めました。回を重ねることの大切さを教えてくれました。
老人デイケアセンター
8月6日から9日まで4日間、1人の実習生と1人のジョブサポーターが実習に参加しました。
利用者さんのお迎え、「おはようございます」の挨拶、お茶を出したり、片付けたり、昼食の手伝い、食後のコーヒーのサービスなどが主な仕事でした。今回は大きな声で挨拶が出来るようになることが目標で、がんばりました。
仕事実習が終わって、センターから出てきた時の笑顔は、自信に満ちていました。
安佐動物園
8月7・8日の2日間、1人の実習生と1人のジョブサポーターが実習しました。小動物とのふれあいパークでの、糞掃除と、玄関でのパンフレット配りの二種類の仕事を体験しました。
とても暑い日中、戸外での糞掃除の仕事は大変でした。
絶え間なく体を動かして、がんばりました。
一時間毎に10分の休憩をして、飲み物を飲みました。小さなお客さんが見ている中、かっこ良かったです。
ジョブサポーターの感想
- 初めは本人がどれだけ仕事ができるか分からず、迷ったが案外きちんとできるので、嬉しかった。
- 二日間では目標が作りにくいので、4日間やりたかった。
- 本人のほうが、慣れていて、ジョブサポーターがついていく感じで頼もしかった。
- 受付などで、お客さんが少ない場合、暇になると、本人が逃げそうになり、厳しくするべきか、迷った。自分はやさしすぎたと思う。
- 本人の元気な声で挨拶するので、自分が出来ていないので、見習いたいと思った。
- 強く言った場合、怒られたと思い、落ち込んだが、きちんと謝ってがんばりたいといって、嬉しかった。
- 慣れのために、職員さんへの言葉使いが気になるときもあり、注意した。
- 今まで障害をもっている人に接したことがなく、こんなにも頑張る姿に、自分が励まされた。
- 誰かに役にたったという気持ちがもてて、嬉しかった。
- 慣れて、心が緩むためか本当の姿が出、注意することで見直し、回を重ねることが大切と思った。
ジョブサポーターAさんの感想
ジョブサポーターをやっての感想は、先ずはサポートのやり方についてです。私は2人の実習生のサポートをしました。2人共に厳しく接しました。厳しくしたほうが、これからの役にたつと思い、そうしました。挨拶や仕事のより良いやり方を教え、不満な顔や愚痴が出たら、なだめると言うよりは叱咤激励しました。そして、仕事が終わってから、沢山褒めました。実際、2人とも本当によく頑張っていました。毎回仕事に入る前に、「今日一日、2人でしっかり仕事をする」と約束してから入りました。仕事がしんどくなった時、「約束しただろ?」と声をかけました。そして、2人とも、めげずに良くがんばりました。終わったとき、このような私に、「ありがとう。自分に自信がついた」と言ってくれました。本当にうれしかったです。
5日間やってみて、私が感じたことは、正直言いますと、最初はかなり身構えていました。しかし、すぐに彼らが自分と何にも変わらない事に気づきました。冗談も言うし、失恋もするし、話せば話すほど、何も違わないと感じました。そして、仕事は教えれば教えるほど、うまくなりました。可能性の大きさをとても感じました。言葉もなれてしまい、だいたい何が言いたいか、すぐに、わかりました。彼らと私は何も違わない、ということが分かって本当に良かったと思います。
彼らは彼らの人生を精一杯楽しもうとしているのだと感じました。2人と話していて、自分の中に違う考えが生まれました。特にひとつの職場での3日間は、良い経験になりました。沢山の知的障害者の皆さんと共に仕事をし、食事もしましたが、毎日きつい仕事を頑張り、早起きもしている中で自分達の人生を楽しんでいる彼らに勇気付けられました。歳も同じころの彼らが今日も頑張っていると思うと、自然に「よし、俺も頑張ろう」という気持ちになります。
今回、彼らと出会う機会を与えていただき本当に感謝しています。
本人たちの感想
●楽しい実習ができた。
●職員の人に褒められて嬉しかった。
●ジョブサポーターに怒られたけど、仕事ができるようになってうれしかった。
●ジョブサポーターが初めてだったので、僕が教えてあげた。
●ジョブサポーターと仲良くなって楽しかった。
●暑いのに、外で掃除し、疲れた。でもおばさんが優しかった。
平成19年度夏の職場体験実習を終えて!
(財)日本ダウン症協会広島支部
えんぜるふぃっしゅ会長 広瀬 祥子
(財)日本ダウン症協会広島支部えんぜるふぃっしゅは、平成19年8月に中学生以上の若者のために6回目の職場体験実習を行いました。17人の本人と21人のジョブサポーターが参加しました。
今回は、広島市助成金交付事業として2年目で、第三回目のダウン症の若者のためのソーシャルスキルアップ支援事業として、職場体験実習を行いました。
職場体験実習の要の役目を担って下さったジョブサポーターの皆様、ジョブサポーターの募集のために配慮いただいた大学の先生方、暖かく実習を受け入れ本人達が楽しく意義深い実習ができるように支援下さった職場の皆様、ジョブ輪ポーターを指導して下さった玉井先生、ジョブサポーターとしての経験談を話して下さった先輩ジョブサポーターの皆様、マナー講座でしどうしてくださったアンデルセンサービスの皆様、広島市障害福祉課の皆様、その他、助けて下さった皆様、本当にありがとうございました。
職場体験実習も6回目となり、回を重ねることで、ダウン症の若者たちの大きな成長が見えるようになり、同年輩のジョブサポーターとの人間関係を楽しく深め合う機会となりました。ジョブサポーターにとっても、人間的成長の機会になっていることが感想文などで分かり、私たちは喜びを感じています。
今後ともご指導、ご支援をよろしくお願いします。
携帯電話の使い方 ets.
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いやし系クッション
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胸をはって自分らしくGO!
著作権者:あ・ガブリーヌ
職場体験実習2007年春
ダウン症の若者のためのソーシャルスキルアップ支援事業職場体験実習
2007年 春
職場体験実習 実習場所
・安佐動物園 ・平和文化センター
・祇園保育園 ・子供文化科学館
・交通科学館 ・こども図書館
・現代美術館 ・植物園
・大和ミュージアム
・宮島町老人デイケアセンター
ソーシャルスキルアップ支援事業の内容
1.事前研修会 2007.3.3
(参加者)ジョブサポーター
玉井邦夫氏(山梨大学助教授)『ダウン症の理解と若者たちのソーシャルスキルアップ」
先輩ジョブサポーター 「職場体験実習とジョブサポーター」
2.マナー講座 2007.3.3
(参加者)実習生本人、ジョブサポーター
アンデルセンサービス教育チーム 「接客マナー、ビジネスマナー」
3.職場体験実習 2007.3.14~3.29
実習生とジョブサポーターがペアーで10箇所の職場で実習
4.フォローアップ研修会 2007.4.1
(参加者) ジョブサポーター
情報交換と反省会 「ジョブサポーターのレベルアップをめざして」
5.まとめの会 2007.4.1
(参加者) 関係者
「職場体験実習の成果と課題」 「より良い実習を行うために」
ジョブサポーターの事前学習会
大学生たちは(一般3人含む)ダウン症の本人たちと職場体験実習で、
ジョブサポーターとして、各職場で本人たちをサポートするために、
事前学習会を次のように行いました。
3月3日 14時から16時まで 青少年センターで。
1部 玉井邦夫先生 山梨大学助教授、 (財)日本ダウン症協会理事長
「ダウン症とは? ダウン症の本人との付き合い方、
ダウン症の若者のソーシャルスキルアップについて」
2部 職場体験実習世話人、先輩ジョブサポーター3人
「職場体験実習とは? 職場体験実習のジョブサポーターとは?」
「ジョブサポーターをして思ったこと、学んだこと・」
接客マナー、ビジネスマナー講座
実習生本人とジョブサポーターが、職場体験実習を前に、お客さんや利用者さんに対する礼儀作法と、職場の皆さんへの挨拶の仕方などの基本的なマナーを学びました。
3月3日10時から12時まで、青少年センターで。
講師 アンデルセンサービスの教育チーム
「にこにこ、はきはき、丁寧に」
実習の様子
平和文化センター
3月14日、15日に1人の中学生とジョブサポーターが実習に参加しました。平和文化センターで3回目の実習で、1,2回目にクリアーできなかった課題が1つクリアーされました。3月22日23日に1人の中学生と1人の高校生が2人の大学生のジョブサポーターと実習に参加しました。中学生は「卒業したらこの仕事に就けたら良いね!」とそばで警備の仕事をする方から言われていました。高校生は、仕事はしっかりやれたと共に、職場への行き、帰りを一人ですることに挑戦しました。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の挨拶の声が1日目より、2日目と大きくなり、やはり回を重ねることの大切さを証明していました。千羽鶴の献架の仕事も職場の方の配慮によりできました。仕事を終わって、帰途に、ジョブサポーターとハンバーガーショップで楽しむことができた本人もいました。
現代美術館
3月21,22,23,24日の4日間、2人の高校生の本人と4人のジョブサポーターが実習に参加しました。今までは特別展のチケットもぎりの仕事でしたが、今回は『32人のポートレート展』の特別展の、鑑賞者の人数のカウントと計算、作品の監視の仕事をしました。今回はその場で声を出して挨拶する必要はありませんでしたが、職場の方と色々話すことができたり、作品の説明を聞かせていただいたり、暇な時、作品の鑑賞もさせていただきました。みなさんの暖かい配慮に感謝でした。今まで3回同じ場所での実習で、職場の方が気がついたことを、色々言ってくださる人間関係もできて、保護者としては嬉しいことでした。やはり、課題は鑑賞者のお客さんが少ない時、暇で、その時間の過ごし方に工夫が必要でした。ジョブサポーターの中にはずっとそばにいないで、本人が見えない場所に座り、自分で責任もって仕事をするように工夫しました。
安佐動物園
3月19,20日に1人の中学生とジョブサポーターが実習に参加しました。本人は2回目の動物園での実習で慣れていました。動物との触れ合いができる「チューピーパーク」で、糞掃除の仕事に集中できました。係りの方の配慮と申し出により、1日目はずっと糞掃除をしました。2日目には午後は入り口でお客さんにパンフレットを配布しました。「いらっしゃいませ」と大きな声で挨拶できました。動物好きな彼らしく楽しそうでした。
植物公園
3月17,18日に1人の中学生とジョブサポーターが実習しました。午前中は大温室の花がら拾いをしました。午後は玄関でパンフレット渡しをしました。本人が苦手なことは人によって異なることが分ったジョブサポーターは本人に合う苦手克服の方程式を考え出し、うまく行った時の喜びを感じたそうです。歩きまわって疲れたと思われる本人のがんばりと、職場の方の本人に合わせた対応で楽しくできました。
祇園保育園
3月26,27日の2日間、1人の中学生とジョブサポーターが実習しました。同じ保育園での2回目の実習で、クラスも同じだったので、園児たちともすぐに打ち解けて、「お姉さん先生」と呼ばれ、園児たちはお姉さん先生と遊びたがりました。給食のオレンジ配りも手伝いました。給食を食べるのに時間がかかっていた園児のそばに行って、応援し、最後の1口まで食べさせてあげました。最後の日のお別れの時、その園児は涙を流していました。ジョブサポーターは本人の成長に感動したそうです。
交通科学館
3月15,16日、と20,21日の4日間、1人の中学生がジョブサポーターと共に実習に参加しました。ジョブサポーターは交通科学館が初めてでしたが、本人は2回目で慣れていたので、午前中の館内の掃除、午後のチケットのパンチ押しとも楽しくできました。お昼の食事の時も本人が気をつけてジョブサポーターにお茶を出して、サポーターを感激させました。お客さんが少ない時は2人で楽しく過ごし、多い時には大きな声で挨拶しました。
こども文化科学館
3月27日と28日の2日間、1人の中学生とジョブサポーターが頑張りました。プラネタリュームでのパンフレット渡しで、挨拶もきちんとできました。2日目は事務室で書類を分けたり、用品を数えたりの仕事もして、「よくできたね」と職員の方に褒めていただきました。1日目はお客さんにパンフレットを渡す時、笑顔ができなかったけど、2日目は笑顔で渡せました。回を重ね、慣れることが大切だということが分かりました。
こども図書館
3月23,24,25日の3日間、1人の高校生とジョブサポーターが実習に参加しました。最初に館長さん初め職員のみなさんに、大きな声で挨拶できました。最初は本の返却業務の予定でしたが、平日と雨のせいで、来館者が少なかったので、封筒のラベル貼りをしました。3日目は日曜日でもあり、来館者も多く、本の返却業務をしました。パソコンでの業務も上手になりました。やはり、来館者が多いと仕事が楽しくできます。
祇園保育園
8月23日24日の2日間、中学生1人とジョブサポーターが実習を行いました。前もって事前の打ち合わせで、たくさんの園児にも出会え、自分が実習するクラスにも挨拶でき、本人もジョブサポーターも打ち解けました。園児のお迎え、4歳児のクラスの園児と遊んだり、手伝ってあげたり、給食ではお手伝いをしました。楽しかったです。
大和ミュージアム
3月22,23日と26日の3日間、1人の高校生がジョブサポーターと共に実習しました。初めての場所で、初め緊張していましたが、職員さんの配慮で色々体験させていただき、緊張もとれて、大きな声で仕事ができました。クイズコーナーでお客さんに認証書を作り、挨拶しながら渡すことができました。休憩をとらずに頑張りました。でも、少し疲れもでました。3日目には封筒に書類をつめる仕事もしました。
宮島町老人デイケアーセンター
3月26日から29日までの4日間、1人の大学聴講生と同じ大学の学生のジョブサポーターが実習しました。前回と同じ場所での実習ですが、1回目は声を出して挨拶するのが難しかったので、今回は声をだして挨拶することを目標にしました。ジョブサポーターが率先して挨拶する姿を見て、本人も挨拶できるようになりました。利用者さんへのお茶だし、洗い物、昼食配りなどの仕事をしました。帰宅した時のニコニコ顔は充実感の印。
本人たちの感想
- 仕事が楽しかったです。挨拶ができました。
- 難しい仕事ができなかったので悔しかったです。次はできるようになりたいです。
- 結構暇だったので、もっとお客さんがくれば良いなと思いました。
- 眠くなる時があったので、困りました。でも楽しかったです。
保護者の感想
- 職場体験実習をする前には見えなかった課題が見えてきました.1回目の課題は2回目ではクリアーできたけど、新しい課題が見つかり、3回目でそれをクリアーしました。そして、また新しい課題が見つかりました。課題は具体的な場所で具体的は課題を1つづつクリアーできることを強く思いました。
- 回を重ねることで、自信を持って、自分で考えて仕事をしたり、休憩時間をとったりできるようになり、本人を信じる気持ちが生まれました。継続は力なりと思いました。
- 前回までは、本人をジョブサポーターとの待ち合わせの場所まで送っていましたが、今回は1人で行き、帰ってくるのを待ちました。しかし、1日目は心配で隠れて尾行しましたが、2日目は家で待っていました。
- 本人が恥ずかしがりやなので、色々な場所での体験実習をさせて、色々な人に出会い、自信をつけさせていきたいと思っています。
- 打ち合わせで、今回は前回できなかった声を出して、挨拶することを目標にしました。親がいくら言ってもできなかったんですが、ジョブサポーターが率先して挨拶する姿を見せて、促したら、できるようになったそうです。ジョブサポーターさんが工夫してくれたことが嬉しかったです。
ジョブサポーターの感想
- 保育園で実習しましたが、本人が園児たちから「お姉さん先生」と呼ばれて、園児たちの中に自然に入ることができました。別れ際に涙を流して別れを惜しんだ園児もいました。感激でした。
- 忙しい時には、本人は張り切って仕事をして頑張りますが、お客さんが少なくて暇な時、どのように時間を過ごしたらいいか分からず、課題だなと思いました。しかし、館によっては、そのような時のために他の仕事を見つけてくださって、楽しくできました。職員の方の配慮に感謝しています。
- とても元気に、大きな声で挨拶ができ、頑張っていましたが、少し慣れると職場の方に友達同士のような言葉になり、敬語が課題と思いました。しかし、敬語の問題は若者一般的な課題でもあると思います。
- ジョブサポーターとして、初めて参加したのですが、本人が頑張っている姿を見て、自分も頑張らなければと思いました。保護者の皆さんが、おいしいお弁当を作ってくださって感謝でした。
- 休憩の時間は決められていましたが、本人がとてもやる気があって、休憩を取らずにがんばりました。しかし、疲れが見えはじめ、ジョブサポーターとして、きちんと休憩をとるように強く言わなければいけなかったなと思いました。
- 保護者の打ち合わせでは、保護者ができると言っていたことが、保護者のいないところではできないことがあることに気付きました。保護者と連絡を取り合うことが大切と思いました。ワクワクワ―ク日誌は大切な連絡日誌になりました。
- 初めて会って、コミュニケーションをとるのが難しいかなと思っていましたが、色々工夫して、コミュニケーションが取れた時、とても嬉しく、大きな学びができました。次回もぜひジョブサポーターをやりたいと思いました。
平成18年度春の職場体験実習を終えて!
(財)日本ダウン症協会広島支部
えんぜるふぃっしゅ会長 広瀬 祥子
(財)日本ダウン症協会広島支部、えんぜるふぃっしゅは、平成19年3月に中学生以上の若者のために第5回目の職場体験実習を行いました。13人の本人と17人のジョブサポーターが参加しました。
今回は、広島市助成金交付事業として、2回目のダウン症の若者達の為のソーシャルスキルアップ支援事業を行うことができました。沢山の方々の支援に対して心より感謝申し上げます。
本人と職場の架け橋の役目を担ってくださったジョブサポーターの皆様、そのジョブサポーターの募集に援助いただいた各大学の先生方、職場との連携を取ってくださった障害福祉課の皆様、暖かく実習を受け入れ、本人達が楽しく実習できるように配慮してくださった職場の皆様、ジョブサポーターの指導にあったてくださった玉井先生、ジョブサポーターの先輩として経験談を話して、サポートの具体的な内容の指導をしてくださった先輩ジョブサポーターのみな様、マナー講座で指導してくださったアンデルセンサービスの皆様、その他色々なところで助けてくださった皆様、本当にありがとうございました。
5回目となり、職場体験実習の要をになうジョブサポーターの経験者も増え、今回は新しいジョブサポーターの指導を3人の先輩ジョブサポーターが行うことができました。この事業がジョブサポーターの成長の機会になった事、本人たちの大きな成長と更なる成長の糸口が見えてきた事が、私たちの喜びとなっております。
今後ともご指導、ご支援を宜しくお願いいたします。
花も恥らうお年頃・・・
著作権者:あ・ガブリーヌ
その日のバロメーター
著作権者:あ・ガブリーヌ
ひとりじゃあないよ 一緒に考えよう!
著作権者:あ・ガブリーヌ
母の反省
著作権者:あ・ガブリーヌ